# 紙モノの葛藤に関して
戯言。
消しはんやってイベント出ると
それ自体が飛ぶように売れる訳ではないので
やっぱり紙モノと呼ばれるような"消しはんを捺した何か"を売る事が必要なんです。
金額的に安価で、
気軽に手にとってもらえる、
買ってもらえる、
世に広めてもらえる要素、
として大きな役割を持っているんです。
その紙モノに対して
「既存の商品に消しはんを捺しただけ?」
「この紙モノなら簡単にできるから手作りすればいいのに。」
と指摘されることが多々あります。
正論です、間違いなく。だって"手作り"押しのイベントなんだし。
ただ色々考えてみて、ソコまでやってしまうと消しゴム版画作家では無いなと。
紙モノ作家であり製本作家になっちゃうなと。
どえらい消しはんを彫りたくて作家名乗らせてもらってるのに
製本やらハガキを漉くことに時間さきまくっちゃ本末転倒だろうと。
まあ、そんなことを今でもずーっと考えて
あーでもないこーでもないと寝転がってじたばたして、ふつふつとしている訳です。